![鮎と蓼 「あゆ」と「たで」](https://i1.wp.com/xn--y9juct89j.com/wp-content/uploads/2019/08/31bf7e8f207d6a382aeaa779e010d3c4.jpg?fit=946%2C985&ssl=1)
今が旬の「鮎の塩焼き」に欠かせない「蓼酢」(たでず)
京ひろでも、鮎の塩焼きには蓼酢を添えてお客様に召し上がって頂いています。
鮎の内蔵のほろ苦さと蓼のピリ辛さが融合した味わいは、鮎好きにはたまらない一品です。
蓼酢の材料である柳蓼は、草全体が辛く特有の臭いを持ち、川辺や湿地帯に生えます。
蓼の名前の由来は、舌をただれさせるほど辛いというところから来ていると言われますが、
わさびなどとは違って鼻につんとくることはなく、食べた瞬間刺激が刺さるといった具合です。
鮎の塩焼きの食べ方ですが、必ずしも箸を使う必要はありません。
少し大きい鮎は、身をほぐして尾を折り、頭をひねってひっぱりますと中骨がするりと抜けます。
女性など丸かじりはできないという方は、ここまで手でやってあとは箸を使うと無駄なくキレイに
食べることができます。
はかない1年魚の鮎は、食べ時が夏の間しかありません。
天然の鮎の香ばしさと、その香りを引き立てる「蓼酢」をぜひご賞味ください。